おすすめマンガ

「再婚承認を要求します」あらすじ感想(※ネタバレあり)25話・26話

「再婚承認を要求します」のあらすじ感想をネタバレありで紹介します。

前回の続き。ナビエと二人で別宮で過ごしていたソビエシュが倒れ、なかなか宮殿へ戻りません。二人の仲が良くなるのでは、とラスタは気が気ではありません。

25話

過労で倒れたソビエシュはナビエに看病してもらいながら、誕生日を台無しにしたことを謝ります。誕生日は毎年来るから気にしないよう言うと、その淡々とした言葉に複雑なため息をつくソビエシュ。ラスタを別宮に呼ぶかとナビエが質問すると、ソビエシュはその意図を考え、皮肉か?と聞きます。ナビエにそのつもりはありません。ラスタが寂しがれば小気味いいけれど、看病を代わってくれれば自分は宮廷に戻って仕事を進めておくことができるからです。ソビエシュは、ラスタと話していると面白いし可愛いが、側にいられると気が休まらない、とこぼします。一週間後に帰ると、馬車から降りたソビエシュにラスタが抱き着きます。隣のナビエと目が合うも、気まずそうに目を逸らすだけ。ナビエは寄り添う二人を置いて宮殿に入り、溜まった業務をすべて持ってくるように指示します。仕事に忙殺されながらも、数日間は何事もなく過ぎていきます。これからもこんな感じで過ごせるなら、とナビエが思ったところで次の問題が起こります。

トゥアニア夫人がナビエを招いてティーパーティーを開催すると、招待客のエルギ公爵がラスタを連れてやってきました。テーブルを囲み席に着く面々。トゥアニア夫人が宮廷の噂を話題にします。その話題の関連で、前皇帝の側室アレイシアの名前が出てきます。ラスタは知らない名前だったため、隣の席の男性に誰かと質問すると、それを聞いていた周囲から悪意に満ちた視線が集中します。アレイシアは今はどうしているのかラスタが質問すると、聞かれた男性は言いよどみます。代わって答えたのはエルギ公爵でした。短期間で飽きられて追い出されたと聞きラスタの表情が固まりますが、すぐに何でもない顔に戻り、トゥアニア公爵夫人に愛人が5人もいるのも当たり前なんて~、と無邪気を装って攻撃します。怒った夫人はお茶会をお開きにして退席します。

ソビエシュってほんと…なんのな?ラスタを呼ばないと決めたことがナビエにとって喜ばしいことではないか、と言っていることからも(まあそれ以前からも)、ナビエがラスタを嫌っていることは知っている。知っていても、ナビエの心情に配慮してラスタを目につかないところへ置くことはなく、むしろナビエがラスタに配慮するよう(同情するよう)言っている。「恋敵」「嫉妬」と言いながら、ナビエが自分に対して恋をしているとは思っていない…。なにがしたいんでしょうか?ラスタをナビエにぶつけてバチバチさせたいんでしょうかね。18話で言い過ぎたとナビエに謝罪して以来、憑き物が落ちたような顔をしていますけど、わたしはあんたが何をしたかちゃんと覚えてますからね。あれだけ嫌な態度をとっておいて、よく平気な顔で看病を受けられますね。今回、初めてエルギ公爵がナビエと顔を合わせます。エルギ公爵の存在感ありすぎて忘れていましたが、実は初めてだったんですね…。

トゥアニア夫人の噂は皆むやみに口にできなかっただけで、夫人には敵も多い。これをきっかけにしてしばらく宮廷が騒がしくなりそうだ、とナビエ。

26話

前回の続き。ナビエも出席したトゥアニア夫人のティーパーティーで、エルギ公爵がラスタを連れてきました。ラスタはトゥアニア夫人に愛人が5人もいると聞いたと発言し…。

ラスタの部屋で密談するラスタとエルギ公爵。これでトゥアニア夫人から人が離れるかラスタが聞くと、エルギはまだ足りないがこれからは一人でやるように言います。エルギが次に向かった先は、ナビエのもとでした。戻るのを3時間も待ったと言うエルギ。用件は、と単刀直入に質問すると、ハインリが自分について悪い噂を言っていたのでは、とエルギ。ナビエは視線を逸らすと、いつも自分の気に入った人には私のことを悪く言う、と嘆きます。なぜそんな話をするのかナビエが問うと、私たちのような軽い男は皇后陛下には不釣り合いだと、意味ありげな視線を向けられますが、ナビエは反感を覚えます。ハインリは裏表のある人間で、平気で人を傷つけるので信じすぎないように、と悪口を吹き込まれますが、ナビエは、一番の親友ではないのか、と呆れのため息をつきます。それに対してエルギは、私をここへ呼んだのもハインリで、ハインリが何年も前から立てていた…と言いかけたところで、会話を遮るノックの音がします。

廊下で立ち話をしていた二人の注意を引くためにソビエシュが壁をノックしたのでした。エルギが去ると、皇后は外国人が好みなんだろう、と眉間にしわを寄せるソビエシュ。皇后はわたし以外の男を知らないから、と忠告します。では国内の青年を当たってみることにする、とナビエが当てこすると、ソビエシュは不機嫌に帰っていきました。エルギが言いかけたことが気になるナビエは直接ハインリに聞こうと決意します。頬杖をつき、ラスタが呼びかけていることにも気付かないソビエシュ。なにを考えていたのかラスタが聞くと、エルギ公爵とナビエが親しいのかと質問します。24話の最後でエルギが提案したことは、ナビエを誘惑することでした。エルギが自分のために実行したのだと思ったラスタは、ソビエシュの質問を否定します。

ソビエシュってほんと…はぁ。エルギ公爵とナビエの仲を疑ったソビエシュに、ラスタのお友達なんですから!と膨れるラスタを「お前は本当に優しいのだな」って…。誤解しないようにかばったと勘違いしたソビエシュを利用して、バレました?と笑うラスタもかなりのものです。一生やってろ。

ソビエシュのダブルスタンダードはどこまで行くんでしょう。オレはいいけどお前はダメって。自分が「いい男」とかよく言うわ。これはアレかな。例えて言うなら、バリキャリ同期と結婚したエリートビジネスマンが、妻の能力の高さにコンプレックスを募らせ、若くてかわいい派遣の女の子にモテていい気になって、謎のマウントを取ってくるっていう状況と同じなのかな?「皇后は私以外の男を知らないから」って、口がうまい奴に騙されてるのは自分のほうですけど?全部自分にブーメランしてますけど!?

指輪がないことに気付いたソビエシュ。ラスタが現金代わりにロテシュ子爵に渡したものでした。とっさに下女にあげたと答えると、ソビエシュは爆笑。それは傷が消える特別な指輪だったのです。