前回、婚活前に押さえるべき3点をこなし、ライバルとなる他の婚活女子から一歩先んじてスタートを切ることができた千夏。
プロフィール登録が完了し、結婚後どんな生活がしたいか心に決め、お相手の条件も絞れている。
いよいよ始動!婚活スタートダッシュの前にまずは流れを確認
①登録
□結婚相談所に登録する
□データベースの中に自分のページを作成
□プロフィールを登録(写真、年齢、年収、学歴、家族構成、お相手の希望条件を記載)
②お見合い成立
□お見合いを申し込む・申し込みを受ける
□お見合いの日程調整をする
□お見合いをする
□交際を希望するかどうか決める
③「仮」交際成立
□仮交際中の男性とお互いを知る
④「真剣」交際成立
□一人の相手と真剣交際になる
□プロポーズされる
□親に紹介する
⑤成婚退会
□婚姻届けを提出する
婚活の流れを詳しく説明
□結婚相談所に登録
まずは、結婚相談所に登録するところから。
千夏が選んだのは、大きな連盟に加盟している結婚相談所。
その連盟に加盟する他の結婚相談所の登録会員にも出会えるので、お見合い対象者は何万人にもなる。
□データベースの中に自分のページを作成
□プロフィールを登録(写真、年齢、年収、学歴、家族構成、お相手の希望条件を記載)
独身証明書や卒業証書、年収証明、住民票などを結婚相談所に提示する必要がある。
自分のプロフィール登録が済んだら次はお見合いだ。
□お見合いを申し込む・申し込みを受ける

相手を探す方法は、検索。
連盟のデータベース内に個人のページがあるので、会員はそれを見てお見合いを申し込んだり、申し込みを受けたりする。
何万人と会員がいるので、例えば年収〇〇万円以上、大卒以上、など条件を指定して抽出することができる。
お見合い申込のボタンを押して、相手がそれを承諾してくれたら、日程調整に入る。
□お見合いの日程調整をする
□お見合いをする

日程が決まれば、いよいよお見合い。
千夏は、メイクと髪型に自信が持てなかったので、お見合い当日はプロにヘアメイクをしてもらっている。
第一印象は後々まで残るからこそ、多少お金がかかってもプロに頼んでいた。
メイクがうまくいかなかったり、髪型が決まらなかったり、あれこれ悩んでいるだけで疲れてしまう。
お見合いに集中するためには、必要経費だと割り切った。
お見合いの場所は雰囲気の良いホテルの喫茶など。
千夏の結婚相談所が事前に予約をとってくれているので、入口で名前を告げれば店員が席へ案内してくれる。
落ち着いた雰囲気でお見合い相手と会い、自己紹介から始まって、軽い会話をする。
公開されている相手のプロフィールを事前に熟読し、趣味や仕事など、世間話程度の話を振ることが多いという千夏。
連盟にマニュアルに、お見合いは一時間以内におさめるよう、また支払いは男性側がするよう定められているため、女性側はあたふたすることなく会計の終わった男性にお礼を言い、その場で別れることができる。
□交際するかどうか決める
お見合いが終わったらその日のうちに、交際するかどうかの意思を結婚相談所の担当に伝える。
お互いに交際を希望すれば「仮」交際となり、どちらかがお断りすればそれっきりとなる。
千夏がこれまでお見合いをした相手は、すべて相手からのお見合い申し込みで、お見合い後も100パーセント交際希望されているという。
千夏のほうも、すでにお見合い申し込みを受ける受けないの判断をする時点で合う合わないを判別しているので、ほとんど交際希望を出している。
千夏がお見合い後交際希望をしなかった相手は、愚痴っぽい男性、臭いのキツかった男性、写真で見るよりあまりにも老けていた男性だという。
ちなみに、このご時世ZOOMお見合いもあるらしい。
□仮交際中の男性とお互いを知る

「仮」交際になると、結婚相談所の担当が自分の連絡先を相手の男性に伝えてくれる。
最初の電話は男性側からかけるのがルール。これもマニュアルに沿ったものだ。
そして、最初の電話でまずは次に会う日を約束して、メールアドレスを交換し、長話しすることなく電話を切る。
そうして何度もデートし、電話し、メールを重ね、お互いの結婚観を探って、いよいよーー。
・複数人と同時に「仮」交際できる
・成婚するまで性交NG
・別れ話を直接しなくていい(担当に伝えれば交際終了)
逆に、これこそが千夏が結婚相談所を選んだ最大の特長だった。
これは女性にとって有利なルールだと千夏は考える。
もしホテルに誘われても、お互いルールにのっとって結婚活動することを了承して登録したのであって、そのルールに定められているから、と断る勇気を女性に与えることができる。
また、交際終了する際に担当を通して伝えることも、千夏の友達が陥ったような別れ話のこじれからの元彼のストーカー化を回避することができるので、千夏にとってはありがたかった。
「仮」交際の期間は、長くても半年までを目安にしている。
□一人の相手と真剣交際になる
この人だ、と思えば真剣交際に進むことになる。
真剣交際は1対1の交際となり、他の「仮」交際相手とは交際終了しなければならない。
お互いに意思確認をして、それぞれの担当に真剣交際に進むことを伝えるのだが、ときにはすれ違いが生じ、一方だけが真剣交際を申し出て、他方の担当者が度肝をむかれることがあるという。
うちの担当会員さんは真剣交際に進むとおっしゃっていませんけどーー
そんなことにならないようにしっかりコミュニケーションを取らなければならない。
また、相手にはっきりと聞くことができない場合は、担当者を通じて打診することもあるという。
うちの会員さんが真剣交際に進みたいそうなんですけど、そちらの会員さんのお気持ちはどうでしょうかーー
結婚相談所同士でそんなやりとりが交わされるらしい。
真剣交際になれば結婚は秒読み。
ここからの流れは速い。
結婚式はいつ頃がいいか、指輪はどうするか、結婚後に住む家は、親に会う日取りはーー具体的に話合う。
真剣交際からプロポーズまでの目安は1カ月程度だというが、これらの話し合いがまとまらず、破談になってしまうこともあるそうだ。
真剣交際が破談になれば、またお見合い申し込みからの再出発。
そうならないためにも、意見の食い違いがないように、「仮」交際中に結婚後の生活についてよく話し合っておかなければならない。
□プロポーズされる

□お互いの親に紹介する
プロポーズと親への紹介が済めば、晴れて成婚退会だ。
結婚相談所に成婚料20万円を支払うことになる。
しかし、過去に親に反対されて破断になったケースもいくつかあるらしく、千夏の相談所では親の了承がとれてから成婚退会するようになっているらしい。
□婚姻届けを提出する