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「再婚承認を要求します」あらすじ感想(※ネタバレあり)7話・8話

「再婚承認を要求します」のあらすじ感想をネタバレありで紹介します。

前回の続き。側室となったラスタは皇后ナビエに擦り寄ろうとしますがすげなく追い返されます。鳥に変身する謎の青年も現れますが…

7話

先日の鳥について侍女たちとおしゃべりしながらきゃっきゃと自室へ戻る皇后ナビエ。扉を開けると、夫である皇帝ソビエシュが部屋の中で待っていました。途端にナビエの顔から笑顔が消え、表情が曇ります。部屋へ来た理由を問うと、側室ラスタに侍女を付けたいのでナビエに選出してほしいとのことでした。奴隷出身だとささやかれているラスタには、貴族の女性は誰も手を挙げて侍女になろうとはしません。ソビエシュはそれをナビエのせいにします。皇后が積極的ではないから皆それにならうのだ、と。胸を押さえ、苦しさを感じながら、ナビエはため息とともにその仕事を引き受けます。皇后から望む答えを得ると、ソビエシュはさっさと部屋を出ていきました。皇帝がいなくなった途端ナビエのもとへ群がる侍女たち。怒り、口々に文句を言います。皇帝の秘書もお手上げだという侍女探しは、ナビエにとっても気が重いものでした。侍女は身分が同等かそれ以下の貴族がする仕事で、その仕事を貴族に頼むこと自体失礼に当たるからです。仕方がないと割り切り、城下の貴婦人と令嬢全員を集めるよう指示しました。

皇后のティーパーティーに招待された貴婦人と令嬢たち。ナビエが話を切り出すと、皇后の頼みなら喜んで前のめりになりますが、それが側室の侍女の募集だと知ると気まずそうに黙り込みます。皇后がラスタの出自に触れずに話したにもかかわらず、すでにラスタが逃亡奴隷だという噂は広まっていて、そんな女の侍女になったら表を歩けない、と目をそらすのでした。ティパーティーは失敗に終わり、ベッドに倒れこむナビエ。癒しを必要としているときに、再びあの鳥が手紙を携えてやってきます。冗談めかしたメッセージにぷっと吹き出し、返事を結び送り返します。そこへ皇帝が突然やってきてスタスタと部屋の中へ入ってきます。ソビエシュは、誰も侍女に名乗り出なかったことを報告するナビエを睨みつけます。

ラスタが逃亡奴隷だと噂を広めたのが皇后で、そのせいで侍女が集まらないのでは、と疑うソビエシュ。次回、ナビエははそれになんと返すのか。

最初は側室について口を出すなと威圧しておいて、結局皇后に面倒ごとを押し付けるソビエシュ。侍女探しが皇后にも無理だったと知ると、それが皇后のせいかのように睨むなんて。どれだけ皇后のせいにしたら気が済むんでしょう。自分が連れてきた女がその程度の女だってことを認めたらどうかな!皇后はちゃんと配慮してラスタが逃亡奴隷かもって話を伏せて伝えてんだよ。甘えんのもいい加減にしろよ。皇后になんの話もなく連れてきて、さらに側室にする際もなんの話もなかったし。陛下の側室についてなにも知らない、と言い返すナビエの言葉には、そのことに対する皮肉がたっぷり込められています。それに、気になるのはナビエが侍女たちに対しては笑ったり表情豊かなのに、ソビエシュが来た途端すっと表情が消えることです。ラスタが来る前からそのような夫婦関係だったのか、それとも2話で感情を出すのをやめようと決めてからのことなのか…。

8話

皇帝ソビエシュは、側室ラスタが逃亡奴隷だという噂を広めたのが皇后ナビエではないかと疑いを口にする。

ソビエシュは、ナビエが噂を広めたと疑い、その理由をラスタが恋敵だからと主張します。恋敵などと表現されることはナビエにとって心外です。陛下は私の恋人ではないのでラスタは恋敵ではないと返し、二人の面倒ごとに巻き込まないでください、と言い置いて部屋を出ていきます。ソビエシュはナビエを暗い瞳で見送ります。部屋を出た皇后は、月明かりの下、庭の秘密の場所に一人隠れて泣いています。皇后がこんなことで泣くなんてとため息をついたとき、あの鳥がやってきます。鳥は皇后を慰めます。結ばれた手紙に、鳥の名前をあなたがつけてくださいと書いてあったので、ナビエは鳥をクイーンと名付けます。手紙を結ばれた鳥は飛び立ち、遠く離れた鳥の集まる木の近くで青年の姿に変身します。枝にとまっていた小さな青い鳥もまた、偵察に行くふりをして寄り道をしていたのかと怒りながら青年の姿に変身します。手紙を運んでいた鳥に化けていた青年は実は、西王国の第一王位継承者、ハインリでした。

西宮の庭に入り込んだラスタ。そうとは知らずナビエの秘密の場所である椅子に腰かけてしまいます。そこへちょうどやってきたナビエに見咎められます。ラスタはナビエとお近づきになりたいと訴えますが、仲良くしたいなら自分ではなく陛下が連れてくる次の側室と仲良くすればいいとけんもほろろな対応でした。その夜、ソビエシュがナビエの部屋に怒鳴り込んできます。昼間の話をラスタから聞いたらしく、どうしてそんなに変わってしまったんだとナビエを責めます。ナビエは、前皇帝、つまりソビエシュの父は自身の側室の話を前皇后にしていたかと返します。ソビエシュはそれには答えず、ラスタがかわいそうだと思わないのか、冷たい人間だと言い放ち荒々しく部屋を出てきます。ソビエシュがいなくなった途端、それまで精いっぱい気丈に振舞っていたナビエは足元がふらつきます。一方ラスタは、皇帝が自分のために皇后を叱ってくれたと伝え聞き、単純に喜びます。

ついに鳥人間の正体がわかりました!噂の美貌の王子、ハインリだったんです。皇宮に偵察に行っていたというハインリ。なにが狙いなんでしょうか。そして皇帝と皇后の仲が険悪で、皇后がそれに傷ついているというのは、ハインリに筒抜けだったということになります。どうなるのでしょう。「恋敵」などという言葉で、皇后を側室と同じ土俵に立たせようとするソビエシュ。「同じ夫」を持っているから同じ立場と言い出すラスタと同レベル!なにか目的があるんでしょうか。それとも、ラスタへの恋に目がくらんで、すべてが恋愛に絡んでいると思い込む恋愛脳になってしまっているのでしょうか。残念すぎる!

ナビエになついていた鳥が実は西王国王子ハインリだったと判明した今回。次回はついに、人間姿のハインリとナビエが対面します。

ソビエシュの気持ちがぜんっぜんわからない…。キミとは政略結婚だけど、真実の愛を見つけたんだ☆彡とか言うなら別にあそこまでナビエをないがしろにする必要なくない?ナビエに対するマウントが入ってるんでしょうか。それとも昔馴染みの気安さから甘えてるだけか…。ラスタに対して男の顔で甘いセリフ言ってますよねー。でもナビエに対してあの態度はナイ。ママに甘えるお坊ちゃんじゃないんだから…。4話の最後で全て考えがあってのことだって言ってるのもなんか気になるし…。一目ぼれしちゃったから側に置きたくて側室にします、っていうだけじゃないのかな?