おすすめマンガ

「再婚承認を要求します」あらすじ感想(※ネタバレあり)5話・6話

「再婚承認を要求します」のあらすじ感想をネタバレありで紹介します。

前回の続き。皇帝ソビエシュが連れてきた側室候補と初めて対面した皇后ナビエ。側室候補の扱いには平行線の二人。ところが皇帝はすでにラスタを側室にすることを決めていて…。

5話

ラスタが側室になることを侍女から聞かされたナビエ。寝耳に水でした。それもそのはず。ナビエはこのところ新年祭の準備で忙しくしていたからです。覚悟していたことが起こったとはいえ、胸がうずきます。迎え入れはいつなのか聞くと、新年祭前だといいます。場面は変わり、側室の手続きについて皇帝の秘書から説明を受けるラスタ。その男がふと皇后陛下からラスタに贈り物をもらえるかもしれないとこぼします。宮中の主である皇后陛下から認められた証となる贈り物。自分ももらえるかも、とラスタは目を輝かせます。一方、贈り物をするつもりのないナビエ。侍女たちから贈り物をするのかと聞かれ、あっさり否定します。前例からいっても、贈り物をしなければならないいわれはありません。内心面白くないのになぜわざわざ、という気持ちです。次に侍女たちの話題は西王国の王子の噂に移ります。新年祭の来客であるその王子は、うっとりするほどの美男子で、数多くの浮き名を流しているといい、侍女たちにも力が入ります。

仕事の休憩に、侍女たちとテーブルを囲んでお茶を飲んでいるナビエのものに来訪者の知らせがあります。ラスタです。会いたくない、という気持ちを押し隠し部屋へ通すナビエ。にこにこしながらスカートを摘まんで礼をとるラスタを、ナビエは足を組んだまま迎えます。望まない状況で表情を隠すのは慣れている、という頭の中のセリフ通り、無表情ながら側室になった祝いを口にします。なんの用かと問うナビエに、きょとん顔のラスタ。部屋に漂う剣呑な空気に気付いていないのか、皇后陛下と私はもう姉妹も同然だと言い放ちます。思わず紅茶を吹き出す侍女。同じ人を夫に持っているから、というラスタの理屈に、ナビエは唖然とします。

次回、お姉様って呼んでもいいですか?と擦り寄ろうとするラスタにナビエはどう答えるのでしょうか。

この回では、皇后の普段の姿が見られます。侍女に囲まれ和気あいあいと仕事をするナビエ。ぷっと吹き出したり、苦笑したり、和やかで自然な表情が見られます。皇帝の叔父であるリルテアン大公から貢物が送られてくる場面では、それをいつものごとく受け取らず送り返しています。貢物と引き換えにリルテアン大公が頼み事をしようとしてくるからです。宮廷という権力闘争の中にいて、常に立場を守っている様子がわかります。

6話

皇后ナビエのもとを訪ねてきた側室のラスタ。そこで、ナビエのことをお姉様と呼んでもいいかとお願いしますが…。

ナビエは一般的な配慮として、会いたくもないのに部屋に入れ、側室になった祝いを口にしました。それに対してラスタは、同じ人を夫に持っているのだから姉妹も同然、などと図々しいことを言います。ナビエの限界はここまででした。お姉様と呼びたいというラスタの願いをきっぱりと断ります。ラスタは瞳を潤ませて同情心を買おうとしますが、ナビエ相手に通じません。誰か助けてくれる人は…と周囲に目を向けますが、その場にいるのは皇后の味方ばかり。厳しい視線が集中していることにようやく気付き、青ざめて部屋を出ていきます。自室に戻ったラスタは皇后陛下に嫌われたと肩を落とします。近くにいた皇帝の秘書が理由を尋ねると、皇后に会いに行ったことを告白。顔を引きつらせる秘書ですが、ラスタはなにが悪いのかまったくわかっていません。秘書が皇后とラスタの立場が真逆だと説明すると、再び、同じ人を夫に持った仲なのにと反論します。しかも皇后に直接それを言ったことを聞かされ、お手上げ状態の秘書でした。

ナビエは庭を散歩中、美しく大きな鳥を見つけます。その鳥は逃げるどころかナビエの手に止まり、顔をすり寄せます。その鳥の足に結んである手紙に気付き開いてみると、新年祭に向かっている外国人客です、と書かれていました。追いついた侍女たちに返事を書きましょうと促され、ナビエは手紙を書くことに。酒を飲みながらこの手紙を書いているという内容に、ウィットに富んだ冗談を返した手紙を鳥の足に結びました。鳥は甘えるしぐさでナビエの指に顔を擦りつけてから飛び立ちます。遠くまで飛んでいき、人気のないところまできたところで、鳥はみるみるうちに姿を変え、立派な身なりの美しい青年へと変身します。

鳥に変身できる謎の男性は誰なのか。ナビエのことを私のクイーンと呼んだこの男性のことが気になります。

って、見覚えある顔だね。1話より髪短いけどハインリだね。ってゆーかこういうのアリなファンタジーな世界だったのね

あれだけ歓迎されていない空気でにこにこしてるラスタ怖い。しかも、それがまったくこたえていない。皇后に拒絶されたことを反省するでもなく、嫌われちゃったみたいです、とか落ち込んで見せるところとか、メンタルが強いとかいうレベルじゃない。