61話
- 非公式で追放し反省の色が見えたら呼び戻すと、ナビエをなだめようとするソビエシュ
- 反論するナビエに、説得しようとしても無駄だと聞く耳を持たない
- なんとか追放を止めようと考えを練るナビエ
- 子供のことがばれたのでは気を揉むラスタ
- ソビエシュから晩酌に呼ばれおめかしして行くと、デリスがソビエシュに色目を使っていたが、ラスタが来たことで逃げるように去っていった
- 心ここにあらずなソビエシュ
- 一年間だけ皇后になれ、と突然命じられる
- 理由を問うと、子供が正式に皇族として認められるからだと答えられる
- あまりに突然のチャンスに身体が震えるラスタ
- どうして一年なのかはわからないが、努力すれば一年といわず、皇后の座をものにできるかもしれない
- カルル侯爵から、計画を皇后に伝えておくよう勧められていたが、ソビエシュはそうしなかった
- ちょうどその頃、ソビエシュの部屋を訪れようとしていたナビエは廊下を歩いていた
- ラスタの侍女のベルディ子爵夫人はナビエに声をかけられず、涙ぐんで去る
- 扉が少し開いてる部屋があり、中から光と話声が漏れていた
62話
- 部屋の外で、ナビエと離婚しラスタを皇后にするという話を聞いてしまったナビエ
- 足元もおぼつかず、ラスタのことで揉めることがあっても夫婦の絆はあると信じていたのに、とこぶしを握る
- このまま大人しく追い出されるわけにはいかないと、裁判も視野に入れて生きる道を探る
- エベリーに会いにウィルウォルへ向かう
- ソビエシュはロテシュ子爵に子供のことを吐かせ、奴隷売買証書のありかを尋ねる
- かつてハインリと訪れたレストランを見かけ、あれから一年も経っていないのに、とかつてのことを懐かしく思う
- 店に入ると、ハインリらしき人がいる
- 呼びかけると、振り返ったハインリは驚いて立ち上がる
63話
- 国王に即位したハインリは、皇后陛下と過ごした日々は王子として過ごした最後の時間だったと懐かしむ
- 自分が皇后になったばかりの頃は不安ばかりだったことを思い出し、ナビエが励ます
- 臣下たちから王妃選びを急かされることに苦しんでいると告白する
- 王妃として求めているのはすぐにでも国政に参加できる女性
- もしクイーンが王妃なら国民が大喜びするだろうに、とナビエを見つめる
- ソビエシュから離婚されそうなことを思い出して悲しそうな表情になるナビエ
- ハインリがどうかしたのか聞いても返事がない
- クイーンに王妃になっていただきたいのです、と顔を赤らめながら直球で伝える
- 冗談でかわそうとしたナビエに、ハインリは命を懸けて誓うと言う
- ハインリの言葉が心に沁み、ありがとうございますと礼を言う
- 魔法学院を訪れたナビエは、昨日エベリーの魔力が完全に消失したことを知らされる
- 魔力しかなかったのにそれも消えてしまい、なんの価値もないと号泣するエベリー
- 部屋の外で待っていたハインリと並んで歩きながら、エベリーの気持ちがよくわかる、魔力と皇后の座という違いはあれ、自分の価値があると思っているものがなくなれば絶望だけが残る、とこぼすナビエ
- ナビエの心配を笑い飛ばそうとしたハインリは、ナビエの表情に気付き言葉を途切れさせる
- 震えるナビエの両頬に手を当て名前を呼ぶ
- ナビエはその手に自分の手を重ね、あなたの王妃になりましょう、と言う
64話
- あなたの王妃になるとナビエに言われ、感極まった様子で私は世界一幸せな男ですと答えるハインリ
- あまりの喜びように、昔飼っていたレトリバー(犬)を思い浮かべるナビエ
- 世界一幸せな王妃になれるよう努力すると約束するハインリに対し、ナビエはハインリにとっても国民にとってもよい王妃となることを約束する
- のちに愛する女性を側室を迎えても絶対に干渉しないとも
- ハインリがナビエの事情を聞こうとしたところ、ナビエの護衛が迎えにきてしまう
- 実はナビエがウィルウォルを訪問すると聞いてそれに合わせて来ていたハインリ
- 一人になり喜びが隠し切れないハインリは通りがかりの女子生徒たちに不審者扱いされる
- 王妃の座が必要なだけか、とため息をつきながら、クイーンに近づける時間と機会を得られるからいいと自分を納得させる
- 一方ナビエは、馬車の中で自分が王妃になることでハインリが得られるメリットデメリットを考えていた
- ハインリが他の女性を愛してもソビエシュのときほど辛くないはず、という考えが浮かんできて、思わずステップを踏み外しかける
- 自分が思っていたよりずっと、ソビエシュを愛していたことを悟る
65話
- ウィルウォルから帰ると不在の間にコシャール卿が追放刑に処せられたと侍女から聞かされるナビエ
- ソビエシュに部屋を漁られ手紙がなくなっていることに気付く
- ラスタの奴隷売買証書についてコシャールに聞き取りしたソビエシュはそれがナビエの手に渡っていると思っていたが見つかったのは手紙だった
- ナビエとソビエシュの晩餐の場で、ウィルウォルでのことを聞くソビエシュ
- 一通り報告を終え、ソビエシュが部屋を漁ったことをナビエが切り出す
- 私的な文通をしていたことを夫である自分に隠していたと責めるソビエシュは、手紙を燃やし、ハインリと二人でラスタを笑い者にしたと言う
- 食事を中座しようとするナビエに、皇后の部屋に出入りする鳥は射殺すると脅す
- 文通をさせないようとするのは自分が夫だからだと言うソビエシュに、夫でも恋人ではないと言い返し、ナビエは部屋を出る
66話
- 色を識別する訓練を受けているであろう鳥のために、西王国で危険信号として使われる赤色の布を用意するナビエ
- ナビエが王妃になることをマッケナにニコニコで伝えたハインリ
- それなりの準備をしないと皇后だった方を王妃として迎えることはできないと意味ありげな顔をするハインリに、マッケナがまさか!と立ち上がる
- 苦労をかけるとハインリがねぎらうと、マッケナは感動する
- 俺たちの約束を覚えてないのか、と笑うハインリ
- 鳥の姿でハインリの手紙を運ぶマッケナを見送り、あとは…と他にもやることがありそうな様子
- コシャール卿が追放刑になったという報告を聞き、捜して連れてくるよう指示する
- 空を飛びながら、ハインリが皇帝となり東大帝国と渡り合えるのなら…と思いを馳せるマッケナ
- ナビエの部屋の窓に掲げられた赤い布を、東大帝国の祝祭日にかける赤い布だと勘違いし飛んできて、矢に射られる
- バルコニーに血がついているのを見たナビエは周囲を探したが鳥は見つからず、部屋に戻った
- ソビエシュから突然、食事が届けられる
- 皿の上には鳥の丸焼きと、その周囲に青い羽根が散りばめられていた
- ショックを受けるナビエ
67話
- 矢の刺さった鳥と恋文を見つけるラスタ
- 以前エルギ公爵に手紙を届けていた鳥だと思い出し、エルギ公爵に届ける
- 恋文を読んだことがばれるが、秘密にするよう言われる
- ナビエがベッドで意識を取り戻すと、ソビエシュが手を握っていた
- 手を振り払い、ソビエシュに背を向ける
- 謝りながら、撃ち落としたのは事実だが料理したのは別の鳥だと説明する
- 気落ちして部屋を出ていくソビエシュ
- ハインリに鳥のことを知らせようと、エルギ公爵の部屋へ忍んでいくナビエ
- 怪我をしたマッケナがいることに驚く
- ナビエは、青い鳥が死んだとハインリに伝えてほしいとエルギ公爵に頼む
- 衝撃を受けるエルギ公爵と、大きくせき込むマッケナ
68話
- ナビエの誤解を解きハインリからの手紙を渡したいマッケナ
- 怪我を治して鳥の姿にならなければ、正体がばれてしまう
- 手紙に書いてあった「マッケナ」というのが誰なのか侍女に質問するラスタ
- マッケナがハインリ1世の最側近であると聞き、ハインリとエルギが恋人だと誤解する
- ナビエは侍女から、ラスタが怪我した鳥をエルギのところへ連れて行ったらしいと聞く
- 遥か昔に絶滅したという「鳥一族」の話を思い出す
- マッケナは「鳥一族」なのかもしれないと疑う
- ソビエシュから青い鳥を贈られるが、受取を拒否する
- 追放されたコシャール卿は北王国の国境の村にいた
- ハインリの使いを名乗る男が追いつき、ハインリのところへ案内するという
69話
- 皇后と離婚すると言ったはずのソビエシュが、ナビエに鳥を贈ったことに気持ちが落ち着かないラスタ
- 鳥を持ち帰った秘書を目にしたラスタはその鳥を預かる
- ラスタは鳥の羽をむしる
- 皇后とその兄に拒絶され、排除されそうにならなかったら、ここまで追い込まれなかったのに、と泣く
- 夜に部屋に来たソビエシュに、鳥がボロボロになった状態で返されたと嘘をつく
- ラスタは自分が鳥の世話をすると言うが、ソビエシュはそれを断り、自分が世話をすると答える
- 怒るどころか自分が世話をするというソビエシュに、ラスタはまさか皇后に未練があるのかと不信感を抱く
- 実はソビエシュは怒り心頭で、ハインリの鳥との扱いの差にさらに怒りに火が付く
- カルル侯爵がラスタの売買証書を見つけられないので、代わりに「先代が行っていたやり方で…」と策を巡らせる
70話
- ナビエは、マッケナのことを質問するためにエルギの部屋を訪ねる
- 翻弄しようとするエルギの言動にまったく動じないナビエ
- 単刀直入にマッケナが鳥なのか質問すると爆笑され、ナビエは立ち去る
- 離婚の話が出ることを考え、国政会議に出席したナビエ
- 贈り物の鳥を傷つけられたと思いそっぽを向くソビエシュと、贈り物を断っただけで態度が豹変したと勘違いするナビエですれ違う
- ラント男爵が、今は没落しているが由緒ある貴族がラスタの両親だと申し出ていると報告する
- ソビエシュは、軽蔑していた父親と同じことをしていることをナビエに見透かされ、恥ずかしくて耳を赤くする
- 次にブルーボヘアンの大使が、ブルーボヘアンの貴族がラスタを生き別れの娘ではないかと話していることを申し出る
- 分が悪くなったソビエシュは、両方を監禁するよう命じ、詐欺を謀る者を厳罰に処すと宣言する
- その話をエルギから聞いたラスタは爆笑
- ブルーボヘアンの夫婦はエルギが、国内貴族の夫婦はソビエシュが買収したと聞き喜ぶ
その他まとめ