51話
- 恐ろしいことを聞いたという顔をするラスタだが、エルギ公爵の話に徐々に引き込まれていく
- 生まれを気にするラスタに、民衆受けする話を捏造するために両親の振りをしてくれる自分の国の貧困貴族を紹介すると提案するエルギ公爵
- 平民の支持を得て、平民が半数を占める評議会を攻略するようアドバイスする
- ソビエシュはロテシュ子爵の領地でラスタについて嗅ぎまわる者たちがいると報告を受け、黒幕を調査するよう指示する
- 秘書から、ラスタが宮廷貴族の礼法を教わりたいと思っていることを聞き、最高の師範をつけることを決める
- ラスタの魅力がなくなりそうで心配だとため息をつく
- ナビエはローラから、ルベティをラスタに会わせることに成功したと報告を受ける
- エルギ公爵がナビエに話しかけてくる
- ナビエを茶化しながら、弱い者いじめは感心しないと言う
- 凶器を持って迫ってくる相手に、相手が弱いからと言って刺されるわけにはいかないと答える
- 罪悪感を減らしたいので殴ってくださいと頬を差し出すエルギ公爵
- 罪悪感の意味をはぐらかし、去っていく
52話
- ロテシュ子爵はいまの生活に満足し、息子と娘の縁談をまとめようと考えるが、当のアレンは子供の世話をするばかりで気のないそぶり
- 皇后陛下と謁見できるとはしゃぐルベティ
- ルベティのことを知らせたロテシュ子爵
- ラスタはアレンとルベティに口止めするよう釘をさす
- 被害者意識を持つラスタ
- ロテシュ子爵に脅され、社交界入りするルベティのドレスをあつらえることになる
- 一方ナビエは、ルベティと謁見することがラスタに伝わるのは想定済み
- 目的は、身を慎むよう暗にラスタに忠告することだった
- ロテシュ子爵からラスタへのけん制に利用されていると聞かされていたルベティ
- 皇后との謁見の場でラスタの話を一切聞かれなかったことから父の考えを否定し、ナビエを信奉する
53話
- 皇后との謁見からルンルンで帰るルベティの前に立ちはだかるラスタ
- ルベティに馬鹿にされカッとなって頬を打つ
- ナビエは、ロテシュ子爵が握っているであろうラスタの別の秘密を探るよう指示する
- 二人の食事の席でナビエの身体を気遣うソビエシュに、ナビエとラスタとの仲をよくさせようという意図を感じるナビエ
- ナビエの心からの笑顔が見たいと言い出すソビエシュ
- プレゼントの指輪を用意するものの、ナビエからは平たんな感謝の言葉とうんちくが飛び出すだけで期待しているものは得られなかった
- ルベティのドレス選びに気乗りしないラスタ
- 使用人のデリスが駆け込んできて、皇后主催のティーパーティーが開かれると知らされる
- 誘われないと思いながらも、ちょっと期待してしまうラスタ
- 結局誘われなくて泣く
54話
- 泣きわめくラスタに、エルギ公爵は同じ日にティーパーティーを開くよう提案する
- 誰も出席する貴族がいなくても、皇后によって平民出身の側室のパーティーに貴族が誰も出席しなかったと噂を流せば、平民の同情票が集められるという
- ティーパーティーが終わり、ルベティを散歩に誘うナビエ
- エルギ公爵と連れ立って歩くラスタの目の前で、ルベティにお姉様と呼んでいいと言う
- 悲壮な顔になるラスタ
- ティーパーティーのことは街で噂になり、批判は皇帝にまで及んでいた
- それを耳にしたコシャール卿がパルアン侯爵に伝え、パルアン侯爵がナビエに伝えた
- 別の噂を広めようかと提案するパルアン侯爵に、ナビエは首を横に振り、自分のためだけに世論を操るラスタのようなことはしないと答える
- 世論を影で操るエルギ公爵を監視するようパルアン侯爵に言う
55話
- ハインリ1世即位の日
- リルテアン大公から、東大帝国でナビエ皇后がラスタを虐げていると聞く
- ハインリがラスタを慕っているという誤解を解かなかった理由をマッケナが聞くと、戦争で迎えた王妃を歓迎する国民はいないとマッケナが言っていたことに触れる
- クイーンのことがなくてもいずれ戦争することになると断言するハインリ
- 戦争の原因がクイーンだと思われないようにラスタを盾にするつもり
- 東大帝国を崩壊させ、クイーンを侮辱した田面を彼女の前で跪かせると言う
- ルイフトとの貿易で得られたであろう利益を惜しむナビエ
- 青い鳥がハインリからの指輪を運んでくる
- 手紙には、私の王妃としてお迎えできれば…という期待を込めて、と書かれている
- 指輪はナビエの左の薬指にピッタリのサイズだった
- 自分と同じドレスを着せてルベティが真似したようにみせてやろうとラスタは同じドレスを注文する
- 一番素敵なものをあげたい、という言葉を素直に信じて感動するラスタの使用人
- デビュタント舞踏会に出席したルベティ
- ラスタが遅れて登場し、同じドレスに会場がざわめく
- ラスタの真似をしたと噂され恥じ入るルベティに、ナビエが自分のショールをかけてあげる
56話
- ナビエは、自分が実家にいた頃の教育陣がそのままラスタの講師として呼ばれていると聞く
- ロテシュ子爵家には家族と執事以外立ち入りが禁止された区域があり、そこで赤ん坊が育てられているらしいと報告を受ける
- 皇宮内でロテシュ子爵とすれ違うソビエシュは、余計な干渉はするなと警告する
- ルベティに恥をかかせたと怒鳴り込んできたロテシュ子爵に、ラスタは落ち着いて対処し、逆に子爵を脅した
- ラスタの部屋を訪れたソビエシュに喜ぶラスタ
- それとは裏腹に、身籠ったのがラスタではなく皇后であればよかったのにと思うソビエシュ
- 丁寧な言葉遣いを使い始めたラスタに不満そうなソビエシュは、陛下の自慢の恋人になりますと言われ満足したようにため息をつき、私の愛らしい恋人とラスタの頬を撫でる
- もし子爵に脅迫されているようなら追放刑か極刑に処すから正直に言うよう諭される
- 過去を受け入れてくれるかもしれないと期待するが、冒険できないと思い直す
- ラスタのせいで子爵の信用が損なわれたら罪悪感に苛まれると上目遣いするが、ソビエシュの顔は晴れない
- 距離を取ろうとするソビエシュの手を、強い力で引き止めるラスタ
- 眠るまで傍にいてほしいというお願いするも、いい子だから一人で寝れるな?と言われる
57話
- 違った!ラスタが完全否定した理由を保身のためじゃなく自分に迷惑をかけないためだと思ってたらしい。あの子は純粋な子だから…とか馬鹿なの?
- ラスタが脅迫されていることを否定したのは自分に迷惑をかけないためだと勘違いしているソビエシュ
- コシャール卿側の人間が子爵の裏を探っていて、別でイライザ伯爵夫人側も調査していることから皇后とは別だろうと報告を受ける
- ラスタに興味がないと言っておきながら、と嘲笑する
- ラスタは社交界から引き離せばいいが子供はそうはいかない、とため息をつく
- 「奴隷の子供」と蔑視されることは避けたい
- トゥアニア公爵夫人から公爵夫人との離婚を取り下げ再婚したいとの申し出が提出される
- ソビエシュは、コシャール卿がロテシュ子爵の裏調査をしているとナビエが知らないことを確認
- 腹の探り合いをする二人
- 嫉妬だったかと呆れられ、愛しているかは別として法的な夫婦だと返すナビエ
- 愛しているから嫉妬しているのだと言ってくれない、そなたは私を愛していない、と言いながら、そのことに傷ついた自分を認めたくないかのように顔を背けるソビエシュ
- 能力を失った魔法使いの調査ついでに観光地や休養地に遊びに行かないかと誘うが断られる
- 断られたことに肩を落とすソビエシュをラスタが慰める
- ラスタが一緒に行ってお役に立ちたいと口にする
- 内心、まだ皇后じゃないから平民たちの支持を得るために動こうとしている
- 結局置いて行かれたラスタ
- 一緒に馬車を見送ったナビエに嫌味を言う
- 眉間に寄ったしわをナビエに指で撫でられ、顔を真っ赤にする
- ソビエシュの仄めかしに気付いたナビエは、ロテシュ子爵の調査を中断することを伝える
58話
- ロテシュ子爵の裏調査を中断するようパルアン侯爵にも忠告する
- コシャール卿がいくら腹を立てているとはいえ、誰かが先に手を出さない限り自ら動くことはない、とフラグを立てるパルアン侯爵
- 街でならず者に囲まれるコシャール卿
- 返り討ちにし、黒幕を聞き出す
- コシャール卿は馬にまたがり、一人歩くロテシュ子爵を誘拐
- ロテシュ子爵を拷問し、ラスタが逃亡奴隷で、父親の分からない子を産んだこと、奴隷売買証書があることを聞き出す
- 物陰に隠れてその話を盗み聞きする男がいる
59話
- ロテシュ子爵とコシャール卿の話を盗み聞きした男は、カルル侯爵に報告する
- グリーンランブルに視察中(57話)のソビエシュに手紙を出し、ことの次第を伝える
- 20年ほど前から減少傾向にあった魔法使いの数がここ数年急速に進行しているという話を聞いたソビエシュ
- カルル侯爵からの手紙を受け取ったソビエシュは、ロテシュ子爵を救出しコシャールを自宅に監禁するよう指示を出す
- ラスタを尋ねるロテシュ子爵の息子アレン
- 目的は、息子アンの髪の毛を渡すことだった
- ラスタはとげとげしい態度
- 差し出された髪の毛を振り払い、自分の子ではないと言う
- アレンは、ラスタがアンのために家を用意してくれたというロテシュ子爵の言葉を信じ、ラスタの言葉が本心ではないだろうと思う
- アレンが帰った後、落ちた髪の毛を拾い涙ぐむ
- パルアン侯爵はナビエを訪ね、ラスタの子供の存在を知らせる
- 間諜の存在を知らないパルアン侯爵は、まだソビエシュが子供のことを知らないと思っている
60話
- 眠るラスタの寝室を訪れるソビエシュ
- 恋人がいたのは構わないけれど、子を捨てて逃げ、それを隠そうと嘘をついたことに笑いが出る
- 枕元に置かれたアンの髪の毛をソビエシュが見ていると、目覚めたラスタが慌ててそれを奪い、自分の髪の毛だとごまかす
- 軽くほほえみソビエシュ部屋を出ていくと、ラスタはアンの髪の毛を床に叩きつける
- 執務室にいるカルル侯爵に、皇后と離婚することを告げる
- ラスタが自分の子を身籠っていることが理由だった
- 思いとどまるよう説得するカルル侯爵
- 後継者のコシャール卿が罰を受ければ皇后の立場が揺らぐ
- 皇后と離婚すれば、国民の同情がナビエに集まる
- ラスタを一年皇后にして子供が皇族として認められたら、再びナビエを皇后にしようという思惑だった
- 皇后に子ができるかも、と言うカルル侯爵に、皇后は子を持てないと断言するソビエシュ
- 仮にラスタが一年で皇后の座を降りなくても、トゥアニア公爵夫人を陥れた事件のことを盾にすれば逆らえないと説明する
- 視察の結果を話し合うソビエシュとナビエ
- ナビエが後見している少女エベリーが、魔力量が減り授業についていけなくなっていると聞く
- 兄の釈放後のことを聞くと、背を向けるソビエシュ
- 自分の子を守るためにコシャールを追放刑に処すと言われる