31話
- エルギ公爵の出した条件は、ラスタがお金を必要とする理由を話すこと
- 心配するエルギ公爵に感動するラスタ
- この人なら、と決心して、事情を打ち明けることに
- 大衆舞踏会を仮面舞踏会にしようと打ち合せするナビエ
- 何日もラスタがつきまとっている
- ラスタを呼び問いただすと、皇后陛下のようになりたくて陰から見て学ぼうとしていると打ち明ける
- ソビエシュは私と正反対の今のあなたを愛している、エルギ公爵が心を開いた相手も今のあなただから真似する必要はないと伝えても、納得しない
- これ以上つきまとわないよう忠告する
- 数日後の大衆舞踏会当日、真っ赤なチューブトップドレスを着たナビエが入場すると、同じドレスを着たラスタが会場にいた
- わざと同じドレスを選んだのかと口にするラスタ
- 壇上の椅子に腰かけるナビエ
- どちらが真似をしたのか口々に噂し合う会場
- その後登場したソビエシュが、皇后に赤いドレスを着てきてほしいと伝えたのは自分だと発言する
32話
- しらけるラスタ
- 二人になり、どうして庇ったのかナビエが聞くと、ソビエシュは東大帝国の対面を守るためだと答える
- 一人でダンスを披露するラスタをソビエシュがほほえましく見ていると、ナビエが一緒に踊っては、とすすめる
- もしかして嫉妬しているのか、と言うソビエシュ
- 壇上で二人が話しているのを見て、ラスタは国政の話をしているのかと思いながら、自分にはなにも話してくれないことを不満に思う
- エルギ公爵はリムウェルに行っている(子供のことを調べに?)
- ラスタはトゥアニア公爵が一人でいるのを見つけてにやりと笑う
- ソビエシュの視線の先にトゥアニア公爵と二人きりで話すラスタの姿を見つけるが、ソビエシュが関心を示さないのを見て嫉妬しないことを不思議に思う
- ハインリがナビエのもとへやってくると、ソビエシュが皮肉を言う
- ナビエはそれを、ハインリがラスタを苦しめたから(13話 手紙の件)だと思う
- トゥアニア公爵が夫人に離婚を告げたとの知らせが入る
- 10年以上前の話をいまさら蒸し返すのはラスタが元凶ではと思い、調べるよう指示するナビエ
- ラスタに社交界を牛耳る資質があるのでは、と警戒し始めるナビエ
- それから4日後、ランドレ子爵がラスタを剣で切りつけたと知らせが入る
33話
- エルギ公爵が駆け付けランドレ子爵はその場で取り押さえられたという
- トゥアニア公爵夫人を陥れたのはラスタだと叫んでいたランドレ子爵
- 目を覚まさないラスタを診察する医師と、見守るソビエシュ
- エルギ公爵は夜分に恋人のもとを訪ねてきた男を警戒しないソビエシュの様子を観察
- 医師がラスタの懐妊を告げると、ソビエシュは口元に手を当てて考えるそぶりをする
- ソビエシュはナビエに懐妊のことを伝える
- 祝いの言葉を言えないというナビエにため息をつく
- その場に立ち会ってしまったクイーンが目を丸くし、ナビエを抱きしめる
- ハインリが初めて人間の姿でナビエの部屋を訪ねる
- 慰めたいというハインリに友人同士の抱擁を受け入れるナビエ
- クイーンの香りを感じ、身をゆだねる
- ハインリは慰めに来たのに段々とドギマギしてきて真っ赤になってしまう
- お茶を飲みながら、もし女性だったらナビエのそばにずっといるために侍女になると口にする
- トゥアニア公爵夫人がランドレ子爵を助けてほしいとナビエに嘆願する
34話
- ソビエシュは裁判なしにランドレ子爵を処刑するつもりだという
- 陛下の尋問が終わったらランドレ子爵に話を聞きに行くと答えるナビエ
- トゥアニア公爵夫人は必ず恩返しをすると誓う
- ボロボロになった牢の中のランドレ子爵
- ラスタの妊娠によって、ランドレ子爵がラスタの罪を叫んだことは葬られたとナビエから聞き絶望する
- マリアン卿の亡くなったという神殿付近の村で噂の元になった人物に誘導尋問をかけた結果、ロテシュ子爵が浮かび上がった
- ロテシュ子爵に指示をしたのがラスタ
- それをまとめた報告書の存在をナビエに伝える
- ナビエがトゥアニア公爵夫人に頼まれたと言うと、ランドレ子爵は自分のことよりも夫人のことを心配する
- 報告書には、紅炎の指輪がラスタからロテシュ子爵に渡ったことが書かれていた
- ナビエはなぜランドレ子爵が、ソビエシュがラスタに紅炎の指輪を渡したことを知っているのか不思議に思う
- ランドレ子爵を死刑から追放刑に減刑するようソビエシュに交渉するナビエ
- 聞く耳をもたないソビエシュに、ナビエはラスタの罪を裁くと口にする
35話
- 虚偽の情報を流したラスタの罪を口にすると、それをラスタが気に食わないからだと取るソビエシュ
- 同情心がないのかと責られ、逆にソビエシュは本当に同情しているだけなのかと質問する
- ソビエシュは黙り込み、悔しそうにランドレ子爵がまとめた報告書を渡すことを条件に追放刑に減刑する
- クイーンが手紙を持ってくる
- ハインリの兄の体調が優れないこと、素敵な男性を恋人にして復讐する方法などが書かれていた
- ハインリが現れてナビエを散歩に誘い腕を差し出す
- 素直に腕に手を回すナビエ
- ハインリの腕がたくましいと思い、そう思った自分に動揺する
- 思わず「鍛えている」という単語を口にしてしまい、思っていることがバレてからかわれる
- 素敵な男性はカフメン大公以外にいたかと逆にやり返してクスクス笑う
- 夕日に照らされながら、私が西王国に帰ったら私を恋しがってくれますか、と質問するハインリ
- ナビエは恋しくなるとなると答えながら、表情を保つことができず、顔を背ける
- 一方、報告書を読み終え手で顔を覆ったソビエシュは、それを破棄せず保管する
- 母親が幸せでなければ生まれてくる子も幸せになれないと、ラスタを労わるソビエシュ
- 過去妊娠して捨てられたときのことを思い出し泣き出すラスタ
- 陛下が思っている以上に愛していると伝える
- リムウェルから戻ってきたエルギ公爵が、ロテシュ子爵の育てている子がラスタの子に間違いないと報告する
36話
- エルギ公爵から一万クラン借りるラスタ
- ラスタが目を覚ましたこと、トゥアニア公爵夫人が離婚を決め裁判になったこと、ランドレ子爵が追放刑になったことなどを侍女から聞く
- ロテシュ子爵が皇宮近くに越してくると聞き、ラスタが脅迫されているのではと思案する
- 机の中から恋の妙薬(21話 誕生日プレゼント)が出てくる
- 魔法学園の首席卒業生ならなにかわかるかも、とカフメン大公に恋の妙薬を見せる
- 闇市場で流通していて、ある程度効果があるものだという
- 恋の妙薬を飲むと、最初に見た人を好きになる
- 解毒薬があるので大丈夫、とナビエの目の前で恋の妙薬を飲むカフメン大公
- そこへソビエシュがやってきて、不審な態度の二人に穿った見方をする
- カフメン大公を無理やり振り向かせると、ぼろぼろと涙を流していた
37話
- カフメン大公に迫られ、逃げ出すソビエシュ
- 無口だったカフメン大公がぺらぺらとナビエを口説き始めるが、意思に反して勝手に口から出てしまっている様子
- 翌朝、解毒薬を飲んだはずのカフメン大公が誰が見ても気合を入れた姿でやってくる
- 皇帝とのことで苦しむナビエがもどかしく、恋の妙薬を贈ったことを自白
- ソビエシュはナビエと二人の席でカフメン大公とのことを再び取り上げるが、うまくあしらわれる
- ナビエを待っていたハインリが書類を持参した振りをして、ナビエに迷惑をかけたくないとキラキラ微笑む
- 西王国の王である兄が危篤だと伝える
- 早く帰ったほうがいいのでは、とナビエが伝えると、寂しそうに重さが違うということが、と呟く
- カフメン大公がやってきて、ハインリをじろじろ見る
- 話の途中だからとハインリの背中に手を添えて別の方向へ促すと、カフメン大公が二人の間に割って入って威嚇する
38話
- どういうつもりだとハインリに聞かれ、嫉妬だと答えるカフメン大公
- ナビエがカフメン大公の注意を引くと、今度はハインリがカフメン大公との間に割って入る
- 側近からの急報に、ハインリはナビエの前にひざまずき手に口づけてその場を離れる
- 嫉妬したというカフメン大公にどのような気分なのか質問する
- 嫉妬したことがあるか聞かれ、ラスタとソビエシュのことを思い浮かべ、ないわけではないと答える
- ソビエシュがやってきて、不機嫌そうにカフメン大公かハインリ王子かどちらなのだと聞く
- 時期が時期なので行動に気をつけるよう注意する
- 皇室の第一子なので皇后の子でもあるというソビエシュに、ナビエは自分の子ではないと反論する
- 側室の子は皇子のも皇女にもなれない
- 罪もない子供のことまで警戒するのは自分勝手だと嘲笑するソビエシュを、カフメン大公が一拳する
- 最初は、好奇心から「鉄のよう」「氷のように冷たい」といわれる皇后に興味も持ったと回想するハインリ
- 鳥の姿で見たナビエの笑い泣く姿を見て、ソビエシュの仕打ちに胸を痛めた
- 西王国の王である兄が危篤となり早急に帰国するよう速達が届く
39話
- 兄の遺言を聞くためにも早急に帰国することになったハインリ
- 頭を抱えながら、皇后と結婚できる確率はどのくらい、と口にする
- 殴り合いのケンカをナビエが止めようとすると、近衛騎士たちが駆け付けカフメン大公を囲む
- ナビエが剣を下すよう指示しても近衛騎士たちはソビエシュの指示があるまで剣を下さない
- 不倫相手の子をかわいがるように配偶者に言うなんて、とカフメン大公が責めると、ソビエシュはラスタが正式な側室だと返す
- 投獄はしないが取引は考え直すと言って、近衛騎士たちを引き連れてその場を去っていく
- 翌朝、ナビエはソビエシュの部屋を訪ねる
- 話があると言うと、そなたは話があるときにしか来ないと自嘲を漏らす
- ルイフトとの取引をするよう説得するナビエの話を身支度をしながら聞くソビエシュ
- 取引で得られる利益は東大帝国求める利益なのか、皇后が受け取る愛なのか、と詰め寄るソビエシュ
- ラスタのことを引き合いに、陛下が執拗に私の恋路を邪魔するのはおかしいと言うと、ソビエシュは激昂し、側室は側室、皇后はそなただと怒鳴る
40話
- ソビエシュの叫び声を扉越しに聞いてしまったラスタは、側室の立場の弱さを実感する
- ベルディ子爵夫人が子供がいる限り皇室との縁は切れないと言うと、ラスタは子供を責任と愛情を持って育てるつもりで、利用したくないと怒鳴る
- ロテシュ子爵がやってきて、桁違いな金額をラスタに要求する
- しかもそれは、ラスタの息子とともに皇宮近くに引っ越すための家の購入費用だった
- ナビエが南宮を訪れると、血相を変えてエルギ公爵の部屋に駆け込むラスタの姿を見かける
- ハインリがナビエを散歩に誘い、紅葉したイチョウの葉が舞うなか歩く
- 帰国することを伝えられると、ナビエがぎゅっとこぶしを握る
- ハインリがソビエシュに帰国を伝えると、ソビエシュは大公のほうかと呟きにっこり笑う
- ハインリはエルギ公爵の部屋を訪れる
- ハインリ王子が発ったと聞き、出会いからのことを思い返すナビエ
- トゥアニア夫人から手紙が届き、ランドレ子爵とともに首都を離れることを伝えられる
- ハインリ王子、クイーン、トゥアニア公爵夫人と一気に三人もいなくなり、寂しさを感じる